〈2〉自己紹介をさせてください

〈2〉　【自己紹介をさせてください】

モラハラパーソンとかかわりを持っていらっしゃる皆様、お疲れ様です！
親切で、心優しく、姉御肌のあなたは、モラハラパーソンを見捨てることができずに今日まで根気強く頑張ってこられたのだと思います。本当にお疲れ様です。

2回目は、私がいかに出遭うべくして（？）モラハラパーソンに出遭ったのか自己紹介させていただきます。

典型的なモラ父（モラハラ父）と典型的な姉御肌の母のもとに、長女として生まれました。

もちろん50年前の当時は、モラル・ハラスメント（モラハラ）やDV（ドメスティック・バイオレンス）などという言葉はなく、モラ夫（モラハラ夫）の行動は世間的には”亭主関白””日本男児””夫婦喧嘩は犬も食わない””喧嘩両成敗”などといわれ、モラ夫にとって好都合な片付けられ方をされてました。

姉御肌の母は、二人姉妹の長女で父親を戦争で亡くしたこともあり、苦労して大学を卒業し幼稚園の先生をしながら、母（私にとっての祖母）と年の離れた妹（私にとっての叔母）の面倒をみてきたそうです。
その頃の母は、ミス日本のブロック代表に選ばれるなど近所でも評判の美人だったそうで、良い縁談が数多く持ち込まれたそうです。もともと人を疑うことを知らない母は、結局、典型的なモラハラパーソンの利己的なアプローチと嘘に騙され、申し込みがあった数々の良い縁談とは程遠い結婚をし、以降半世紀以上、毎日、不満と後悔をしながら過ごしてきまいた。
しかもつい最近まで、モラハラパーソンお得意のコントロール手法「飴と鞭」による洗脳に苦しめられてきました。半世紀以上も騙され続ける・・もはや共依存関係ですね。そんな両親のもとで育った私は、「父親とは、男とはモラハラが当たり前の生き物である」「世の中に、モラハラ以外のまともな男がいるなんて想像もつかない」状況で成長し、これまたモラハラ界では定番の「モラハラの世代間連鎖」を成し遂げました！モラ父と瓜二つのモラ夫と結婚。やはりモラ父と同様、モラ夫の利己的なアプローチと嘘に騙されての結婚でした。その結果、自尊心や人間としての尊厳を全て奪い取られる結婚生活がスタートしたのです。